仕方がないことなのかも知れない。
だけど、僕は痛みを覚えるまでに不用な痛みを誰かしに与えてきたのは事実だ。
僕だって痛みを覚えた。それでおあいこだなんて虫のよい話ではない。
僕が傷つけた、という事実はずっと、墓場まで一緒に連れていくことになるのだから。
たとえばの話である。小学生くらいの時の話である。
「うわー! きもー! こいつ鼻くそ食ってたし!! きったねぇ!」
「とーら見たかよー! あいつ鼻くそ食ってたぜー! ありえねー!」
僕は、
・・・・・・・・僕は、
鼻くそ食ったことあります。だけど、
「マジでー!? 超きもいわー!! お前近づくなよー!!」
その時僕は確かに心が痛む感覚を味わった。確かに僕は、痛みを覚えたのである。
今の僕が昔に戻れるのなら、きっと、素直な言葉が言えるだろう。
そう、
「はなくそ食うとかありえねぇー!!!」
今日も僕は元気です。
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